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仰天の紫陽花切り花のお値段

最寄りの花屋さん(いつも寄るけれど高いからあまり買わない)にハイドランジアの切り花がこの頃並んでる。
それも一番美しい時期のではなく褪色したもの。
もともとは真っ白だったのがベージュや褐色を帯びてきたり、ブルーの紫陽花が何とも言えないアンティークな色に変わったものとか。
ハイドランジアのこんな風に咲き進んだのはうちの庭にもあちこちにあったし、殆ど切ってしまったけど少しは見落としで今でも残ってるのもある。
例えばこんなの。
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で、花屋さんに商品として並ぶものがうちの庭の花と徹底的に違うのは茎が長いこと。
これは最初から今の時期の褪色した花を切り花として市場に出すために栽培されたものなのだ。

このようなアンティークカラーのハイドランジアの切り花をお店で見かけるようになったのはほんのここ数年のことだ。

ずっと昔、生け花教室で秋たけなわの頃に友人がゴルフに行ってちょうどゴルフ場の植栽の剪定をしてた植木職人さんからもらったという素敵な秋色の紫陽花をみんなに分けてくれたことがあった。
そのように美しい秋色は条件がよっぽど揃わないと出ないとその時聞いた。

今は品種改良が進んで様々な秋色紫陽花が出回るようになった。
だから比較的容易に美しい褪色が見られる。
でも、切り花として花屋さんに商品として並ぶような立派なものは別ものでおそらくバラの切り花品種というものがあるように、紫陽花にも切り花に適した品種があるのだと思う。

秋色紫陽花の切り花のお値段はバラ以上で、一本3000円くらい。
店の前を通る度に買う人がいるのかしら? と考えてしまう。

先週末に息子の所へ孫娘に会いに行ってその時とてもお洒落なガーデンプランナーさんの店に連れて行ってもらった。
そこでも、驚いたのが普通だったら花が終わって切り取られて見切り品としてバーゲンセールコーナーに1000円均一とかって並びそうなハイドランジアが5000円を2割から3割引き程度で置かれてたことだ。
でも、それを不当に高いとは思わない。
その鉢植のハイドランジアをここまで美しく保ってきたというのは日当たりとか水遣りとかきめ細やかな管理がなされてきたわけで、私にとってはそれこそ5000円の価値があると思うのだ。
で、ついついお店の人と話こんだのだが、やっぱり置き場所を換えたり水も一律じゃなくて一鉢ずつ考えて管理してきての成果だそうだ。
大体、こういったハイドランジアの鉢植は小さな鉢で豪華な花をいくつも咲かせてるから、植え替えずそのままの状態では生かすことすら難しい。
咲ききったときは鉢の中で根詰まりを起こしてるから一刻も早く鉢増しか地植にというのが鉄則だろう。

少なくとも一本3000円の紫陽花の切り花よりは、3500円の褪色した花がいくつもついた鉢植の方がずっとお買い得感あった。

殆ど買いそうになったけど、うちまで持ち帰ることの困難を考えて踏みとどまった。


うちの庭では先日載せたテマリタマアジサイがまるでレースのような繊細さを見せている。
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タマアジサイとはほんとに言い得て妙なネーミング
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まだ蕾を包んでいた苞葉がくっついていてあまり美しくない。
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これくらいになってもまだしぶとく苞が離れない。
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苞葉が全て落ちるとあの蕾の姿がまるで遠い昔のおぼろげな夢。
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花は密な状態でテマリ咲きそのもの。
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それがばらけてくると一風変わったテマリ紫陽花。
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細い糸で編んだレース模様。
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このテマリタマアジサイは昨年の花の記憶が殆どない。
日焼けして咲ききれなかったか、雨で朽ちたか・・・

タマアジサイはかなり日陰を好む。
夏の西日なんぞが当たろうものなら葉も枯れる。














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